①来院してから

まずは「お待ちしておりました」とご挨拶をさせて頂きましたら、スリッパに履き替えてソファーに腰掛けながら、問診票を書いて頂きます。当院の問診票の作成にも力を入れており、真剣に体に向き合っていこうと考えたら問診票の中で「必ず質問しなくてはいけない項目」がいくつかあります。そちらの項目を出来るだけ記入頂いた上で、施術室にご案内致します。また当院では待合室を大きく確保してありますので、ゆったりとした時間の中で過ごして頂けるように心がけています。

②問診によるカウンセリング

施術室へご案内致しましたら、問診を始めさせて頂きます。先ほど書いてくださった問診票を元に、実際にお話をよくお聞きし、症状に対しての質問をさせて頂きます。ここでは「今、あなたがどうして悩んでいるのか」「どんな症状がどんなタイミングででるのか」「この症状は果たしてどこから来ているのか」をお聞きしながら、あらゆる仮説を立て質問をしながら検証していきます。この時間では症状の鑑別の６～７割を問診により決めていきます。

③検査の実施

自分たちのお聞きしたいことや、患者様がお伝えしたいことをしっかりと受け取りましたら、次に検査へ入ります。整形外科的テストと呼ばれるスペシャルテストや姿勢をチェックしながら「どうすれば痛みや症状が変化するか」という施術をしていく上で大切な要素を患者様にご体感して頂きながらデータを取っていきます。この時間により症状の鑑別の８～９割以上を検査によって決めていきます。

④料金やコースのご案内

問診と検査で無事に症状改善までのストーリーが分かり、患者様へ丁寧にご説明したところで、今度は料金やコースのご提案をさせて頂きます。当院は患者様がご納得頂いた上で最善のプランを提案し、二人三脚で治療を開始していきたいと考えている為に、決して「院の都合に合わせた無理な提案」は致しません。患者様が願う一番良いプランニングをご提案することを大切にしております。また接骨院や整骨院ではケガのみが保険を使用した治療の対象となる為に、たとえ慢性的な症状をお持ちの方で保険証を使用して欲しいとの要望にはお応えすることはできません。ケガではない症状は全て、保険を利用しない治療（自由診療）に該当しますとはっきりとお伝えし、丁寧にご説明させて頂いております。当院と患者様がお互いが気持ちよく施術に集中していく為に、必ず料金とコースのご案内をさせて頂きます。

⑤治療の実施とエクササイズのご提案

コースや治療プランが決まったところで、実際に治療を開始していきます。施術していく手技の種類としては、癒着した筋膜を調整する「筋膜リリース」を始め、動きの悪い関節を動かしていく「関節モビリゼーション」や乱れた自立神経を整える「クラニアル」、乱れた内臓の位置の調整する「内臓マニュピレーション」など使用可能な治療テクニックは多岐に渡りますが、患者様のその時の状態で一番ベストの手技の組み合わせはどれかを選定し、より治療効果が出るように施術してきます。また２回目以降の治療では、前回からのお体の状態をお聞きし、考慮した上で一番お体に合うエクササイズをご提案致します。エクササイズはご自宅で行えるような簡単でシンプルなものばかりなのですが、どれも高い効果が期待できるものだけを患者様にご提案していけるように心がけています。インターネットで検索すればいつでも出会えるような、どこかで見たようなエクササイズのご提案は致しませんのでご安心ください。

⑥生活する上での注意事項の説明

治療とエクササイズの時間も終了し、最後にお伝えしなくてはいけないことがあります。それは「次回までの生活する上での注意事項のご説明」です。例えば「どのように動かせば痛くないか」や「どこまでなら運動してもいいか」などを必ずお伝えしていきます。他には「どのような姿勢でいた方がいいか」や「どうすれば治療効果を維持できるか」といった部分もお伝えします。この説明をする為には患者様の今のお体の状態を十分に理解していないと、お伝えすることが出来ないので、②問診や③検査がやはり重要となります。

⑦お会計と次回のご予約の有無

治療が終わりましたら、お会計と次回のご予約についてお聞きします。ここでは気をつけていることは、「無理にご予約を勧めない」ということです。そんな治療院ないかもしれませんが、患者様のスケジュールの一切を無視してご予約を強引にお勧めするようなことは致しません。ただ、治療をしていく際に治療計画もお伝えしていきますので、最短最速で治していく事をお考えであれば、どのくらいの期間にどのくらいの来院頻度が必要なのかは、体のプロフェッショナルとしてご提案させて頂きます。しかし当然、患者様もスケジュールがありますし当院の予約の都合もありますので、次回の予約はいつ来院すればベストかご相談させて頂ければと思います。