· 

【体のプロが解説!】オスグット完全攻略法

JOYスポーツ接骨院 新潟市西区真砂4−7−3  TEL 025−211−2573 

 

【あなたのチャレンジを全力で応援する】

  

JOYスポーツ接骨院

院長 中村です。

  

接骨院の世界がもっとワクワクするように

いつも考えています。


こんにちは。JOYスポーツ接骨院の院長中村です。

 

いま僕はとても興奮しております!

 

それはなぜかというと、

 

プロ野球が始まるからです!!!(パチパチ👏)

 

すみません、興奮しすぎてしまいました。

 

本題に入ります。

 

本日はこれからスポーツ活動が増えてくる中で、特にお悩みとして多い「オスグット」についてお話ししていきます。

 

これを読んで下さっている方の中にも、ご自身がオスグットで悩んでいたり、またお子さんが悩んでいたり、さらにスポーツの指導者で、大事な選手が悩んでいたり、様々あると思います。

 

今回は、そういった方々のお力になれるような、ブログにしていきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!


【オスグットとは?】

まず初めに、オスグットの定義を話していきます。

 

オスグットとは、

 

「成長期に起こる大腿四頭筋の牽引力によるオーバーユース障害(骨端症)」です。

 

これだけだと、よく分からないと思いますので、シンプルに説明すると、

 

「過度の使いすぎにより、ももの前(大腿四頭筋)が固まり、膝が痛くなる成長障害」です。

 

 

症状としては、

 

「脛骨粗面の圧痛(押すと痛い)、腫脹(腫れ)、運動時痛(動かすと痛い)」が挙げられます。

 

では、ここで脛骨粗面がどこにあるのか説明しましょう。

脛骨粗面は、膝のお皿の下にある骨です。

 

オスグットになり、症状が進行してくると、この脛骨粗面が大腿四頭筋(ももの前)により、前方に引っ張られていき、膨らんできます。

 

すると、その膨らんでいる部分を触ると、痛みが出たり、膝を曲げるなど動かした時にも痛みが生じてきます。

 

 

また特徴としては「成長期の男児(特に10歳〜11歳)」にとても多いです。

 

その理由として、脛骨粗面の発達過程によるものが大きいと考えられます。

 

脛骨粗面は、10歳未満だと骨の形成がまだ未熟です。

 

その後、10歳〜11歳にかけて、骨が徐々に出来てくるのですが、この10歳〜11歳にかけての時期が、一番骨がストレスに対して、弱く影響を受けやすいために、オスグットが発症すると言われています。

 

 

「成長痛」として軽視されがちな、このオスグットですが

 

放置して、症状が進行してしまうと、炎症が慢性化してしまうことがあります。

 

その場合、痛みが落ち着くまでに3ヶ月以上掛かるケース3年以上症状が改善しなかったことでオペ(手術)になった適応もあります。

 

ただ基本的には、初期に発見し、安静と適切な治療が行えれば、4週間で競技復帰は可能です。

 

なので、少しでも「おかしいな」と感じたら、医療機関に相談することをお勧めします。


【なりやすい人は決まってる?】

このオスグットですが、実はなりやすい人には要因があります。

 

それは、

 

①成長期の過度な骨の成長

②過度なスポーツ活動による筋疲労

③競技の固定化による特有の動作の繰り返し

 

この3つが主に挙げられます。

 

①、②はなんとなく、言葉を見れば分かる部分はあると思いますが、特に注目していただきたいのが③の「競技の固定化による特有の動作の繰り返し」です。

 

オスグットが多いスポーツとして一番挙げられるのが「サッカー」です。

 

日本では基本的に幼少期からスポーツは一つに固定化されやすい文化があるため、小さい頃から競技特性によって、同じ動きをすることが必然と多くなります。

 

また特にサッカーだと、

 

①片足着地

②急激な方向転換

③キック動作

 

が多いことから、膝に負担が掛かり、発症しやすくなってきます。

 

さらに、最近だと「ハムストリング(もも裏)」の柔軟性が少ないことで、オスグットになりやすいのも分かってきました。

 

ハムストリングが硬いと、股関節の可動域が落ちるため、サッカーの場合、キックの時に骨盤が後傾(寝たままの状態)でプレーすることになります。

 

となると、お尻が上手く働かないため、大腿四頭筋(ももの前)に頼らざるを得なくなり、それによりオスグットになりやすいという訳です。

 

いまこのブログを見て、「ハムストリング」硬いなという方、要注意です。


【オスグット攻略法】

 

では、このオスグット。どうすれば良いのでしょうか。

 

結論を先にお伝えすると、

 

①股関節、足関節の柔軟性を上げ、膝に負担が掛からない体にする

②体の使い方を根本的に見直し、正しい使い方が出来るようにする

 

この2つが必要だと、僕は考えます。

 

ここでは、全てお話しすることは出来ないので、もし気になる方がいれば、お気軽にご相談ください。

 

ただ一つだけ、お話しさせて頂くと、よく「オスグット=大腿四頭筋のストレッチ」と考える方がいますが、やり方によっては、オスグットを進行させてしまう可能性があることをご存知ですか?

 

良かれと思って、行ったことが逆効果になってしまうのは、非常にもったいないです。

 

「なかなかオスグットが良くならない」そのような方は、ぜひ一度当院にお越しください。

 

・なぜ痛みが出るのか?

・なにが原因なのか?

・改善するには、なにが必要か?

 

それぞれ時間をかけて、お話しさせていただきます。


いかがでしたでしょうか?

 

このブログで、少しでも「オスグット」でお困りの方のお力になれれば、嬉しいです。

 

最後に、どの症状にも必ず「原因」があります。

 

その原因が改善しない限り、たとえ一時的に良くなったとしても、すぐに症状が戻ってしまいます。

 

僕達は、そうした「どこに行っても良くならない」と長年辛い症状でお困りの方のお力になれるように、日々勉強に励んでおります。

 

少しでも、このブログが、いまお困りの方に届くことを信じて、終わりとさせていただきます。

 

本日は最後まで、ご覧いただきありがとうございました!